群馬のあじさい名所10選!見頃時期と人気スポット徹底解説 2025

あじさい あじさいの名所

梅雨の季節、雨に濡れてしっとりと輝くあじさい(紫陽花)は、見る人の心を和ませてくれます。実は群馬県には、豊かな自然の中に魅力的なあじさいの名所がたくさん点在しているのをご存知でしたか?
この記事では、定番の有名スポットから穴場まで、群馬県内でおすすめのあじさい名所を10箇所厳選してご紹介します。見頃の時期や各スポットの特徴、ライトアップ情報、アクセス方法などを詳しく解説。温泉と組み合わせた楽しみ方や、観賞をより楽しむためのポイントもお伝えしますので、ぜひお出かけの参考にしてください。

群馬県のおすすめあじさい名所10選

それでは、群馬県内にある数々のあじさいスポットの中から、特におすすめの名所を10箇所ピックアップしてご紹介します。それぞれの特徴や見どころを知って、お気に入りの場所を見つけてみてください。

【渋川市】小野池あじさい公園:幻想的なライトアップと散策路

渋川市の「市の花」にもなっているあじさい。その代表的な名所が、大沢川沿いに広がる小野池あじさい公園です。約4.7ヘクタールの園内に、約20種類、8,000株ものあじさいが植えられており、梅雨時期には色とりどりの花が咲き誇ります。

見どころと特徴
公園の中心にある小野池を囲むように遊歩道が整備されており、散策しながらゆっくりとあじさいを鑑賞できます。特に、園内の高台から見下ろす景色は格別。あじさいと周囲の山々の緑が織りなす風景は、訪れる人々を魅了します。
見頃の時期に合わせて開催される「渋川あじさいまつり」期間中は、夜間のライトアップも実施。提灯の柔らかな光とライトに照らされたあじさいが、昼間とは違った幻想的な雰囲気を醸し出します。まつり期間中は、地元特産品の販売や各種イベントも行われ、多くの人で賑わいます。

基本情報詳細
所在地群馬県渋川市渋川(下箱田)2979
例年の見頃6月中旬~7月上旬
株数約8,000株
品種西洋アジサイ、ガクアジサイ、柏葉アジサイなど約20種類
ライトアップ例年6月15日頃~7月7日頃(19:00~21:30頃) ※詳細は要確認
あじさいまつり例年6月中旬~7月上旬 ※詳細は要確認
アクセス(車)関越自動車道 渋川伊香保ICから約15分
アクセス(公共交通)JR渋川駅から徒歩約25分、またはタクシーで約5分
駐車場あり(無料)
入園料無料

【下仁田町】下仁田あじさい園:関東最大級!3万株が咲き誇る丘

上信越自動車道 下仁田IC近くの丘陵地に広がる下仁田あじさい園は、「関東一のあじさい園」を目指して地元有志「紫陽花を育てる会」の方々によって整備されています。約3ヘクタールの広大な敷地に、約2万株(一部情報では3万株とも)のあじさいと、約1,200本のサルスベリが植えられています。

見どころと特徴
山の斜面を埋め尽くすように咲く色とりどりのあじさいの景色は圧巻の一言。園内には遊歩道が整備されており、様々な角度からあじさいを楽しむことができます。高台からは周辺の山々も見渡せ、開放的な気分で散策できます。
あじさいの見頃は6月中旬から7月上旬ですが、8月上旬からはサルスベリの花も咲き始め、異なる花の競演も楽しめます。下仁田名物のこんにゃくと合わせて訪れるのもおすすめです。

基本情報詳細
所在地群馬県甘楽郡下仁田町馬山
例年の見頃6月中旬~7月上旬
株数約2万株(あじさい)、約1,200本(サルスベリ)
主な品種ガクアジサイ、ヤマアジサイ、西洋アジサイ、アナベルなど
アクセス(車)上信越自動車道 下仁田ICから約5分
アクセス(公共交通)上信電鉄 下仁田駅からタクシーで約10分
駐車場あり(無料)
入園料無料(あじさい祭り期間中は協力金をお願いする場合あり ※要確認)

【藤岡市】八塩あじさいの里:温泉と楽しむ明月院由来の青いあじさい

藤岡市にある八塩(やしお)温泉郷。その周辺に広がるのが「八塩あじさいの里」です。約5,000株のあじさいが、自然豊かな散策路を彩ります。特に、鎌倉の「あじさい寺」として有名な明月院から株分けされたという青系のあじさいが多いのが特徴です。

見どころと特徴
「八福神めぐり」の散策路としても整備されており、道沿いに点在する八福神の石像を探しながら、あじさい鑑賞を楽しむことができます。緑深い山間に咲く青いあじさいは、しっとりとした風情があり、心を落ち着かせてくれます。
毎年6月下旬から7月上旬にかけて「八塩あじさい祭り」が開催され、地元農産物の直売や模擬店などで賑わいます。日帰り温泉施設も近くにあるため、あじさい鑑賞と温泉をセットで楽しめるのが魅力です。雨の日の散策も風情がありますが、温泉でゆっくり温まるのも良いでしょう。

基本情報詳細
所在地群馬県藤岡市浄法寺
例年の見頃6月下旬~7月上旬
株数約5,000株
特徴明月院由来の青いあじさい、八福神めぐり、温泉郷
あじさい祭り例年6月下旬~7月上旬 ※詳細は要確認
アクセス(車)上信越自動車道 藤岡ICから約30分
アクセス(公共交通)JR群馬藤岡駅からバス「上平線」で約30分、「八塩温泉入口」下車徒歩約5分
駐車場あり(無料)
入園料無料

【前橋市】荻窪公園(道の駅 赤城の恵):1万6千株のあじさいとホタル鑑賞

前橋市北部に位置する荻窪公園は、道の駅「赤城の恵」に隣接する広大な公園です。園内には約10種類、16,000株ものあじさいが植えられており、特に園内の水路(ホタル水路)沿いのあじさいは見事です。

見どころと特徴
この公園のユニークな点は、あじさいの見頃とホタルの発生時期が重なること。6月中旬から下旬にかけて、夕暮れ時になるとあじさいと共にホタルが舞う幻想的な光景を見られる可能性があります。
園内には日帰り温泉施設「あいのやまの湯」や農産物直売所「味彩(あじさい)」、食事処、子供向けの遊具広場なども充実しており、一日中楽しめます。「あじさい祭り」期間中は、イベントやグルメも楽しめ、家族連れにも人気のスポットです。

基本情報詳細
所在地群馬県前橋市荻窪町530-1
例年の見頃6月中旬~7月上旬
株数約16,000株
品種アナベル、ガクアジサイなど約10種類
特徴ホタル観賞、温泉施設、道の駅併設、子供向け遊具
あじさい祭り例年6月中旬~7月上旬 ※詳細は要確認
アクセス(車)北関東自動車道 駒形ICから約20分、関越自動車道 前橋ICから約30分
アクセス(公共交通)JR前橋駅からバス「荻窪公園」行きで約30分、終点下車
駐車場あり(無料)
入園料無料

【桐生市】山上城跡公園:歴史ロマンを感じるあじさい

群馬県指定史跡である山上城(やまかみじょう)の城跡を整備した公園です。戦国時代の山城の面影が残る空堀や土塁の周りに、約2,300株のあじさいが植えられています。

見どころと特徴
城郭の地形を活かして植えられたあじさいは、他の名所とは一味違った趣があります。歴史を感じさせる遺構と、梅雨時期に咲くあじさいの組み合わせは、歴史ファンや写真愛好家にとっても魅力的です。
園内には芝生広場や大型のローラー滑り台などの遊具もあり、子供たちも楽しめます。ピクニックを楽しむ家族連れの姿も見られます。夕暮れ時には、西日に照らされて輝くあじさいが美しいと評判です。

基本情報詳細
所在地群馬県桐生市新里町山上365-1
例年の見頃6月中旬~7月中旬
株数約2,300株
特徴城跡(県指定史跡)、空堀、遊具(ローラー滑り台など)
アクセス(車)北関東自動車道 太田藪塚ICから約30分
アクセス(公共交通)上毛電気鉄道 新里駅からタクシーで約15分
駐車場あり(無料)
入園料無料

【富岡市】大塩湖:湖畔を彩る爽やかなあじさい

世界遺産・富岡製糸場のある富岡市。群馬サファリパークに隣接する大塩湖(おおしおこ)の湖畔にも、約2,500株のあじさいが植えられています。

見どころと特徴
湖を周回する道路沿いに咲くあじさいは、青色から白色、そしてピンク色へと順に咲き進むと言われています。湖面に映るあじさいの姿も風情があり、爽やかな景色を楽しめます。
湖ではボート遊びも可能で、貸しボート(ローボート)に乗って湖上からあじさいを眺めるのもおすすめです。近くには、富岡市ゆかりの文化人の詩碑や歌碑が点在する「宮崎公園(いしぶみの丘)」もあり、合わせて散策するのも良いでしょう。

基本情報詳細
所在地群馬県富岡市岡本
例年の見頃6月中旬~6月下旬
株数約2,500株
特徴湖畔の散策、ボート遊び、群馬サファリパーク隣接
アクセス(車)上信越自動車道 富岡ICから約15分
アクセス(公共交通)上信電鉄 上州富岡駅からタクシーで約20分
駐車場あり(無料)
入園料無料

【吉岡町】船尾自然公園:滝と緑に囲まれた癒やしの空間

船尾滝(ふなおだき)周辺に整備された船尾自然公園。公園へ向かうアプローチの道路沿いや、駐車場周辺にあじさいが植栽されています。

見どころと特徴
落差約72mの船尾滝は迫力があり、マイナスイオンをたっぷり浴びながらリフレッシュできます。春には桜、初夏にはあじさいと、季節ごとの自然を楽しめるスポットです。
園内にはバーベキュー場(要予約・有料)も併設されており、あじさい鑑賞と合わせてアウトドアを楽しむことも可能です。豊かな自然の中で、のんびりと過ごしたい方におすすめです。

基本情報詳細
所在地群馬県北群馬郡吉岡町上野田
例年の見頃6月下旬~7月上旬
株数未確認(道路沿いや駐車場周辺)
特徴船尾滝、バーベキュー場、自然豊か
アクセス(車)関越自動車道 渋川伊香保ICから約20分
アクセス(公共交通)JR群馬総社駅からタクシーで約25分
駐車場あり(無料)
入園料無料

【川場村】青龍山 吉祥寺:歴史あるお寺とあじさいの調和

「花寺」としても親しまれている青龍山 吉祥寺(きちじょうじ)。南北朝時代に創建されたと伝わる曹洞宗の古刹で、美しい庭園と季節の花々が訪れる人々を迎えます。

見どころと特徴
梅雨の時期には、境内の随所であじさいが咲き誇ります。歴史を感じさせる建造物と、色鮮やかなあじさいが織りなす風景は、非常に趣があります。静かな環境の中で、ゆっくりと花を愛でたい方におすすめです。
周辺には、人気の道の駅「川場田園プラザ」があり、地元の新鮮な農産物やグルメを楽しむことができます。吉祥寺と合わせて訪れる観光客も多いです。

基本情報詳細
所在地群馬県利根郡川場村川場湯原1851
例年の見頃6月中旬~7月上旬
株数未確認(境内各所)
特徴歴史ある寺院、庭園、花寺、道の駅「川場田園プラザ」近隣
アクセス(車)関越自動車道 沼田ICから約15分
アクセス(公共交通)JR沼田駅からバス「川場循環線」で約30分、「吉祥寺入口」下車徒歩約10分
駐車場あり(無料)
拝観料大人500円、小中学生300円(団体割引あり) ※要確認

【みどり市】小平の里 親水公園周辺(あじさい街道)

みどり市の小平地区、小平親水公園周辺の道路は「あじさい街道」とも呼ばれ、ドライブしながらあじさいを楽しめるスポットです。

見どころと特徴
道路沿いに植えられたあじさいが、梅雨の時期に彩りを添えます。正確な株数は不明ですが、車窓から次々と現れるあじさいを眺めながらのドライブは、気分転換にもぴったりです。
近くにはキャンプ場や鍾乳洞(小平鍾乳洞)などもあり、自然体験と合わせて楽しめます。混雑を避けて、のんびりとあじさいを楽しみたい方に向いています。

基本情報詳細
所在地群馬県みどり市大間々町小平(小平親水公園周辺)
例年の見頃6月下旬~7月中旬
株数未確認(道路沿い)
特徴ドライブ観賞、親水公園、キャンプ場、鍾乳洞近隣
アクセス(車)北関東自動車道 太田藪塚ICから約30分
アクセス(公共交通)わたらせ渓谷鐵道 大間々駅からタクシーで約15分
駐車場小平親水公園などにあり(無料)
入園料無料

【東吾妻町】岩井親水公園:吾妻峡近くの穴場スポット

国の名勝にも指定されている吾妻峡(あがつまきょう)にほど近い岩井親水公園。吾妻川沿いに整備された公園で、あじさいも楽しめます。

見どころと特徴
大規模なあじさい園ではありませんが、川のせせらぎを聞きながら、のんびりとあじさいを鑑賞できる穴場的なスポットです。吾妻峡の新緑や紅葉シーズンは大変混雑しますが、あじさいの時期は比較的ゆったりと過ごせます。
近くには日帰り温泉施設「天狗の湯」や道の駅「あがつま峡」もあり、ドライブの休憩や食事にも便利です。吾妻峡散策と合わせて訪れるのがおすすめです。

基本情報詳細
所在地群馬県吾妻郡東吾妻町岩井
例年の見頃6月下旬~7月上旬
株数未確認(公園内)
特徴吾妻川沿い、親水公園、吾妻峡近く、道の駅・温泉施設近隣
アクセス(車)関越自動車道 渋川伊香保ICから約50分
アクセス(公共交通)JR吾妻線 岩島駅から徒歩約20分
駐車場あり(無料)
入園料無料

あじさい観賞をもっと楽しむためのポイント

群馬のあじさい名所巡りをより快適に、そして深く楽しむために、いくつかのポイントをご紹介します。

ベストな時期と時間帯は?

  • 見頃: 群馬県内のあじさいの見頃は、例年 6月中旬から7月上旬 です。標高や場所によって若干ずれることがありますので、お出かけ前に最新の開花情報をチェックするのがおすすめです。
  • 時間帯:
    • 早朝: 朝露に濡れたあじさいは瑞々しく、写真映えもします。人も少なく、静かに鑑賞できます。
    • 昼間: 太陽の光を浴びて、あじさい本来の鮮やかな色を楽しめます。
    • 夕方~夜: ライトアップを実施しているスポット(小野池あじさい公園など)では、昼間とは違う幻想的な雰囲気を味わえます。

服装と持ち物

  • 服装: 梅雨時期は天気が変わりやすく、肌寒い日もあります。着脱しやすい上着があると便利です。歩きやすい靴(スニーカーなど)を選びましょう。特に山間部の散策路は滑りやすい場合があるので注意が必要です。
  • 持ち物:
    • 雨具: 折りたたみ傘やレインウェアは必須です。
    • 虫よけ: 自然豊かな場所では虫が多いことがあります。
    • タオル: 雨や汗を拭くのに役立ちます。
    • 飲み物: 特に暑い日は水分補給を忘れずに。
    • カメラ: 美しい景色を記録しましょう。

写真撮影のコツ

  • 雨上がりを狙う: 雨粒がついたあじさいは、しっとりとして風情があります。
  • マクロレンズを活用: 花びらの細部や雨粒をクローズアップすると、印象的な写真になります。
  • 背景を意識する: 緑や他の花、歴史的建造物などを背景に入れると、奥行きのある写真になります。
  • アングルを変える: 見上げるように撮ったり、しゃがんで低い位置から撮ったりするだけで、雰囲気が変わります。

Q&A:群馬のあじさいについて

Q1: 群馬のあじさいの見頃のピークはいつ頃ですか?

A1: 例年、6月下旬頃が見頃のピークとなる場所が多いですが、スポットやその年の気候によって前後します。6月中旬から咲き始め、7月上旬まで楽しめる場所が多いです。

Q2: 雨の日でもあじさい観賞は楽しめますか?

A2: はい、楽しめます。雨に濡れたあじさいは色がより鮮やかに見え、しっとりとした風情があります。ただし、足元が悪くなることがあるので、滑りにくい靴と雨具は必須です。温泉施設が併設されているスポットなら、雨宿りも兼ねて楽しめます。

Q3: 車がなくてもアクセスしやすいあじさい名所はありますか?

A3: JR渋川駅から徒歩圏内(約25分)またはバス・タクシーでアクセスしやすい「小野池あじさい公園」や、JR前橋駅からバスが出ている「荻窪公園」などが比較的公共交通機関でのアクセスが良いと言えます。他のスポットも、最寄り駅からバスやタクシーを利用することでアクセス可能です。

Q4: 子連れでも楽しめるあじさいスポットはどこですか?

A4: 広々とした芝生広場や遊具が充実している「荻窪公園」や「山上城跡公園」は、お子様連れにもおすすめです。道の駅が併設されている「荻窪公園」や「川場田園プラザ」周辺の「吉祥寺」なども、食事や休憩がしやすく便利です。

まとめ

群馬県には、渋川市のライトアップが美しい「小野池あじさい公園」、関東最大級の規模を誇る「下仁田あじさい園」、温泉とセットで楽しめる「八塩あじさいの里」など、個性豊かで魅力的なあじさいの名所が数多くあります。
見頃の時期や各スポットの特徴、アクセス方法を参考に、ぜひお気に入りの場所を見つけて訪れてみてください。梅雨の時期ならではの美しいあじさいの風景が、きっとあなたの心を癒やしてくれるはずです。お出かけの際は、最新の情報を確認し、雨対策をしっかりとして楽しんでくださいね。

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