【2025年最新】京都のつつじ名所10選!見頃・庭園・穴場・アクセス情報

つつじ つつじの名所

古都京都では、桜の季節が終わると、街のあちこちが色鮮やかなツツジで彩られます。新緑に映える赤、白、ピンクのツツジは、寺社の庭園や公園を華やかに飾り、訪れる人々の心を和ませてくれます。この記事では、京都で人気のツツツジの名所から、ゆっくり鑑賞できる穴場スポットまで、2025年の最新情報をもとに厳選してご紹介します。見頃の時期やアクセス、各スポットの特徴などを詳しく解説しますので、ぜひ春から初夏の京都散策の参考にしてください。

京都のツツジの見頃はいつ?2025年の開花予想

京都のツツジの見頃は、例年4月下旬から5月中旬にかけてです。特にゴールデンウィーク(GW)期間中に見頃を迎える名所が多くあります。ただし、品種やその年の気候によって開花時期は変動します。

2025年の開花予想とツツジの種類

2025年の京都のツツジの開花は、現時点での情報では例年並みか、近年の温暖化傾向を考慮するとやや早まる可能性も考えられます。

京都で見られる代表的なツツジには、以下のような種類があります。

  • キリシマツツジ: 鮮やかな紅色の花が特徴。比較的早咲きで、4月中旬から下旬に見頃を迎えることが多いです。長岡天満宮が有名です。
  • ヒラドツツジ: 大輪で華やかな花を咲かせます。白、ピンク、赤紫など花色も豊富。4月下旬から5月上旬に見頃を迎える場所が多いです。三室戸寺などで見られます。
  • ミツバツツジ: 紫がかったピンク色の花が特徴。主に山間部で見られ、京丹後市の如意寺などが名所です。見頃は4月上旬から中旬頃。
  • ヤマツツジ: 日本に自生するツツジの一種で、朱色の花を咲かせます。
  • サツキ: ツツジによく似ていますが、開花時期がやや遅く、5月下旬から6月にかけて見頃を迎えます。詩仙堂や智積院などで美しい刈り込みが見られます。

最新の開花情報は、お出かけ前に各スポットの公式サイトやSNS、京都市観光協会のウェブサイトなどで確認することをおすすめします。京都市観光協会の「花だより」ページでは、例年4月中旬頃からツツジ・サツキの情報が更新されます。

開花状況の確認方法

  • 各名所の公式サイト・SNS: 最も確実で早い情報源です。特に開花期間中は頻繁に更新されることがあります。
  • 京都市観光協会「京都観光Navi」: 「花だより」のページで主要な名所の開花状況がまとめられています。
  • 観光情報サイト: Walkerplus、そうだ 京都、行こう。などのサイトでも開花情報が掲載されます。
  • 電話での問い合わせ: 現地の詳しい状況を知りたい場合は、直接問い合わせるのも良いでしょう。

【エリア別・特徴別】京都のおすすめツツジ名所ガイド

京都には、歴史ある寺社仏閣の庭園を彩るツツジから、自然の中で咲き誇るツツジまで、様々な名所があります。エリアや特徴別に、おすすめのスポットをご紹介します。

関西屈指のツツジの名所!圧巻の花景色

まずは、その規模と美しさで知られる、京都を代表するツツジの名所をご紹介します。

三室戸寺(宇治市)- 2万株が咲き誇る「つつじ寺」

「あじさい寺」として有名な三室戸寺ですが、「つつじ寺」とも呼ばれる関西屈指のツツジの名所でもあります。約5千坪の大庭園には、ヒラドツツジを中心に、キリシマツツジ、クルメツツジなど約2万株が植えられています。山の斜面を埋め尽くすように咲き誇る紫、ピンク、白のツツジは圧巻です。

  • 特徴: 圧倒的な株数(2万株)、山の斜面を彩る景観、クルメツツジ園も
  • 例年の見頃: 4月下旬~5月上旬(クルメツツジは4月中旬~下旬)
  • アクセス: 京阪宇治線「三室戸駅」から徒歩約15分
  • 拝観料: 大人1,000円、小人500円(つつじ園開園期間)
  • 駐車場: 有り(有料)
  • 2025年情報: 例年、4月中旬から5月上旬にかけて「つつじ園開園」として特別入山期間が設けられます。2025年の開園期間や最新情報は公式サイトをご確認ください。

長岡天満宮(長岡京市)- 燃えるような真紅のキリシマツツジ

学問の神様・菅原道真公を祀る長岡天満宮は、キリシマツツジの名所として大変有名です。八条ヶ池の中堤(参道)約70メートルにわたり、樹齢約170年とされる約100株のキリシマツツジが植えられています。満開時には、参道が燃えるような真紅のトンネルとなり、息をのむほどの美しさです。

  • 特徴: 樹齢約170年のキリシマツツジのトンネル、市の天然記念物
  • 例年の見頃: 4月中旬~下旬
  • アクセス:
    • 阪急京都線「長岡天神駅」から徒歩約10分
    • JR京都線「長岡京駅」から徒歩約20分
  • 拝観料: 境内無料
  • 駐車場: 有り(有料)
  • 2025年情報: 例年、見頃に合わせて「春の観光まつり」や「キリシマツツジまつり」が開催されます。2025年のイベント情報や開花状況は長岡京市観光協会などのサイトでご確認ください。桜の時期にはライトアップも行われます。

歴史ある庭園とツツジの美しい調和

古都京都ならではの、手入れの行き届いた美しい庭園とツツジのコラボレーションが楽しめるスポットです。

平安神宮 神苑(左京区)- 広大な池泉回遊式庭園を彩る

平安遷都1100年を記念して創建された平安神宮。その広大な神苑(国の名勝)は、明治時代の代表的な日本庭園として知られています。東神苑、中神苑、西神苑、南神苑の4つの庭からなり、四季折々の花が咲き誇ります。特に西神苑や東神苑では、池の周りを彩るようにヒラドツツジやキリシマツツジ、サツキなどが植えられており、朱色の社殿や泰平閣(橋殿)とのコントラストが見事です。

  • 特徴: 国の名勝指定の広大な日本庭園、社殿や橋殿との美しい景観
  • 例年の見頃: 4月下旬~5月上旬(ツツジ)、5月下旬(サツキ)
  • アクセス:
    • 地下鉄東西線「東山駅」から徒歩約10分
    • 市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ
  • 拝観料: 神苑拝観料 大人600円、小人300円
  • 駐車場: 周辺に有料駐車場あり
  • 2025年情報: 神苑の開花状況は公式サイトの「はんなり便り」で確認できます。桜の時期には「紅しだれコンサート」などの夜間イベントも開催されます。

詩仙堂(左京区)- 枯山水庭園とサツキの刈り込み

江戸時代の文人・石川丈山が造営した山荘跡である詩仙堂。丈山自身が設計したとされる庭園は、白砂を敷き詰めた唐様庭園(枯山水)で、四季を通じて美しい景色を楽しめます。特に有名なのが、5月下旬に見頃を迎えるサツキの刈り込みです。丸く刈り込まれたサツキが、緑の庭に鮮やかなピンク色のアクセントを加え、風情ある空間を演出します。庭の奥には丈山愛好の「ししおどし」があり、その音が静寂の中に響き渡ります。

  • 特徴: 枯山水庭園とサツキの美しい調和、ししおどしの音色
  • 例年の見頃: 5月下旬(サツキ)、4月下旬(キリシマツツジ)
  • アクセス: 市バス「一乗寺下り松町」下車、東へ徒歩約7分
  • 拝観料: 大人500円
  • 駐車場: 数台分あり(満車の場合が多い)
  • 2025年情報: 5月23日は丈山忌のため一般拝観休止となります。最新情報は公式サイトなどでご確認ください。

智積院(東山区)- 利休好みの名勝庭園とツツジ・サツキ

真言宗智山派の総本山である智積院。豊臣秀吉が建立した祥雲禅寺を起源とし、その庭園は千利休好みと伝えられ、中国の廬山を模して造られたと言われています。名勝に指定されているこの庭園では、築山に独特の意匠で刈り込まれたツツジやサツキが、初夏の庭を彩ります。特に5月中旬から下旬にかけて、キリシマツツジ、ヒラドツツジ、そしてサツキが見頃を迎えます。

  • 特徴: 利休好みの名勝庭園、独特の刈り込み意匠
  • 例年の見頃: 5月中旬(キリシマツツジ・ヒラドツツジ)、5月下旬(サツキ)
  • アクセス: 市バス「東山七条」下車、徒歩約3分
  • 拝観料: 庭園・諸堂 大人500円
  • 駐車場: 有り(無料)
  • 2025年情報: 開花状況や拝観時間の詳細は公式サイトをご確認ください。

比較的ゆっくり楽しめる穴場・個性派スポット

有名観光地の人混みを避け、ゆっくりとツツジを鑑賞したい方におすすめのスポットや、少し変わった特徴を持つ場所をご紹介します。

妙満寺(左京区)- 3000株のツツジと「雪の庭」

洛北・岩倉にある妙満寺は、知る人ぞ知るツツジの穴場スポットです。山門前に広がるつつじ園をはじめ、境内各所に約3,000株のツツジが植えられています。見頃の時期には、赤、白、ピンクの鮮やかな花が境内を彩ります。また、本坊には「雪月花の三名園」の一つに数えられる枯山水庭園「雪の庭」があり、ツツジと合わせて鑑賞するのもおすすめです。俳諧発祥の地としても知られています。

  • 特徴: 約3000株のツツジが咲く穴場、枯山水庭園「雪の庭」
  • 例年の見頃: 5月上旬~5月中旬
  • アクセス: 叡山電鉄鞍馬線「木野駅」から徒歩約5分
  • 拝観料: 境内無料、本坊・雪の庭は大人500円
  • 駐車場: 有り(無料)
  • 2025年情報: 最新の開花状況やイベント情報は公式サイトをご確認ください。2022年には「雪の庭」が改修されています。

蹴上浄水場(左京区)- GW限定公開!7000本のツツジ

琵琶湖疏水に関連する施設である蹴上浄水場は、普段は入ることができませんが、例年ゴールデンウィーク期間中に一般公開され、ツツジの名所として人気を集めています。場内には約4,600本(資料によっては7,000本とも)のオオムラサキツツジやキリシマツツジなどが植えられており、満開時には山の斜面が色鮮やかに染まります。高台からは京都市街を眺めることもできます。

  • 特徴: 普段は入れない施設、GW期間限定公開、約4600本(7000本とも)のツツジ
  • 例年の見頃: 4月下旬~5月上旬
  • アクセス: 地下鉄東西線「蹴上駅」から徒歩約10分
  • 料金: 無料(一般公開期間中)
  • 駐車場: 無し(公共交通機関を利用)
  • 2025年情報: 一般公開の実施期間や時間は、京都市上下水道局のウェブサイトで発表されます。例年、GW後半の数日間に公開されることが多いです。

神泉苑(中京区)- 池の周りを彩るツツジとアヒル

平安京遷都時に天皇の禁苑(プライベートガーデン)として造られた神泉苑。現在は東寺の真言宗寺院となっています。池(法成就池)を中心とした庭園で、朱色の法成橋(ほうじょうばし)が印象的です。ゴールデンウィーク頃には、池の周りを彩るようにツツジが咲き、アヒルが泳ぐのどかな風景を楽しめます。祇園祭発祥の地としても知られています。

  • 特徴: 平安時代の庭園跡、池と橋のある風景、アヒルがいる癒やしスポット
  • 例年の見頃: 4月下旬~5月上旬
  • アクセス:
    • 地下鉄東西線「二条城前駅」から徒歩約2分
    • JR嵯峨野線「二条駅」から徒歩約10分
  • 拝観料: 境内無料
  • 駐車場: 無し(周辺のコインパーキングを利用)
  • 2025年情報: 最新情報は公式サイト等でご確認ください。

京都府立植物園(左京区)- 多種多様な植物と共に楽しむ

日本で最初の公立植物園である京都府立植物園。広大な敷地内には約12,000種類の植物が栽培されており、一年を通じて様々な花を楽しむことができます。ツツジ・シャクナゲ園をはじめ、園内各所でヒラドツツジ、キリシマツツジ、ミツバツツジなど多くの種類のツツジが見られます。他の春の花々と合わせて鑑賞できるのも魅力です。

  • 特徴: 多種多様な植物、広大な敷地、ツツジ・シャクナゲ園
  • 例年の見頃: 4月中旬~5月中旬(種類により異なる)
  • アクセス:
    • 地下鉄烏丸線「北山駅」3番出口すぐ
    • 地下鉄烏丸線「北大路駅」3番出口から東へ徒歩約10分
  • 入園料: 一般200円、高校生150円、中学生以下無料
  • 駐車場: 有り(有料)
  • 2025年情報: イベント情報や開花状況は公式サイトをご確認ください。

城南宮(伏見区)- 藤との共演も美しい「室町の庭」

平安京の南を守る神社として創建された城南宮。「方除(ほうよけ)の大社」として知られますが、四季折々の花が美しい神苑も見どころです。神苑は「平安の庭」「室町の庭」「桃山の庭」「城南離宮の庭」「春の山」の5つのエリアで構成されています。「室町の庭」では、例年4月下旬から5月上旬にかけて、藤棚と色鮮やかなツツジの美しい共演が見られます。

  • 特徴: 5つの庭園からなる神苑、藤とツツジの共演、曲水の宴(春と秋)
  • 例年の見頃: 4月下旬~5月上旬
  • アクセス:
    • 地下鉄烏丸線・近鉄京都線「竹田駅」から徒歩約15分
    • 市バス「城南宮東口」下車すぐ
  • 拝観料: 神苑拝観料 大人600円
  • 駐車場: 有り(無料)
  • 2025年情報: 例年4月29日には神苑「平安の庭」で「曲水の宴」が斎行されます(要事前申込)。開花状況は公式サイトをご確認ください。

ツツジ鑑賞をより楽しむためのポイント

せっかくツツジの名所を訪れるなら、より一層楽しむためのポイントを押さえておきましょう。

写真撮影のコツ

色鮮やかなツツジは絶好の被写体です。より魅力的に撮影するための簡単なコツをご紹介します。

  • 光の向きを意識する: 順光(被写体の正面から光が当たる)だと色が鮮やかに出ますが、のっぺりしがちです。半逆光(斜め後ろから光が当たる)で花びらを透かすように撮ると、透明感が出て美しく撮れます。
  • 背景を整理する: 主役のツツジが引き立つよう、背景はできるだけシンプルにしましょう。絞りを開けて(F値を小さくして)背景をぼかすのも効果的です。
  • アングルを変えてみる: 見上げるように撮ったり、地面すれすれのローアングルから撮ったり、様々な角度から試してみましょう。
  • マクロレンズで寄ってみる: 花びらの質感や、しずくなどをアップで捉えると、また違った表情が見られます。
  • 庭園全体や建物とのバランス: 名所ならではの庭園の構図や、歴史的建造物などを背景に取り入れると、その場所らしい一枚になります。

快適な鑑賞のために

人気の名所は混雑することも予想されます。快適に鑑賞するためのヒントです。

  • 混雑を避ける: 可能であれば、週末やGW期間中を避け、平日に訪れるのがおすすめです。また、早朝の開門直後の時間帯は比較的空いていることが多いです。
  • 歩きやすい服装と靴で: 庭園内は砂利道や石段、坂道などがある場合もあります。歩きやすい靴を選びましょう。気温差に対応できるよう、羽織るものがあると便利です。
  • 水分補給: 特に日差しが強い日は、こまめに水分補給をしましょう。
  • 公共交通機関の利用: 京都市内の観光地周辺や、GW期間中は道路が大変混雑します。特に駐車場が少ない場所や無い場所へは、電車やバスなどの公共交通機関を利用するのがスムーズです。長岡天満宮など郊外のスポットへ行く際も、パーク&ライド(駅近くの駐車場に車を停めて公共交通機関に乗り換える)の利用が推奨される場合があります。

周辺の観光スポットと合わせて楽しむ

せっかく訪れるなら、ツツジの名所だけでなく、周辺の観光スポットにも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

  • 宇治エリア(三室戸寺周辺): 平等院、宇治上神社(世界遺産)、宇治川沿いの散策、お茶屋さん巡りなど。
  • 長岡京エリア(長岡天満宮周辺): 乙訓寺(牡丹の名所)、勝竜寺城公園、柳谷観音楊谷寺(あじさい、花手水)など。
  • 洛東エリア(平安神宮、智積院周辺): 南禅寺、永観堂、哲学の道、清水寺、三十三間堂など。
  • 洛北エリア(詩仙堂、妙満寺、植物園周辺): 上賀茂神社(世界遺産)、下鴨神社(世界遺産)、圓光寺、曼殊院門跡など。

事前に計画を立てて、効率よく京都観光を楽しみましょう。

Q&A:京都のツツジに関するよくある質問

京都のツツジについて、よくある質問とその回答をまとめました。

Q. 京都で一番有名なツツジの名所はどこですか?

A. 「一番」を決めるのは難しいですが、株数の多さや「つつじ寺」という愛称で広く知られているのは宇治市の三室戸寺です。また、燃えるような真紅のキリシマツツジのトンネルで有名なのは長岡京市の長岡天満宮です。どちらも関西屈指の名所として人気があります。

Q. ツツジとサツキの違いは何ですか?

A. ツツジとサツキは同じツツジ科ツツジ属の植物で見た目もよく似ていますが、一般的に以下の違いがあります。

  • 開花時期: ツツジは4月~5月頃、サツキは旧暦の5月(皐月)頃、つまり5月下旬~6月頃に咲きます。ツツジの花が終わる頃にサツキが咲き始めるイメージです。
  • 花の大きさ: ツツジの方がやや大きく、サツキはやや小ぶりな花が多いです。
  • 葉の大きさ: ツツジの方が葉が大きく、サツキは小さめで光沢があることが多いです。
  • おしべの数: 品種にもよりますが、ツツジは5本以上、サツキは5本のものが多いと言われます。
    京都では、詩仙堂や智積院などで美しいサツキの刈り込みを見ることができます。

Q. ツツジのライトアップはありますか?

A. 京都では、桜のライトアップは多くの場所で行われますが、ツツジのライトアップを恒常的に行っている有名な名所は少ないようです。ただし、イベントの一環として期間限定で行われる可能性はあります。例えば、過去に妙満寺で桜の時期に合わせてライトアップが行われた際に、早咲きのツツジも照らされた例があります。最新のイベント情報は各スポットの公式サイトなどでご確認ください。

Q. 車椅子やベビーカーでも鑑賞しやすい場所はありますか?

A. 場所によってバリアフリーの状況は大きく異なります。

  • 比較的鑑賞しやすい可能性のある場所: 平安神宮神苑(一部砂利道あり)、京都府立植物園(園路は整備されているが広大)、神泉苑(池の周りは平坦)など。
  • 注意が必要な場所: 三室戸寺(山の斜面、階段あり)、長岡天満宮(中堤は平坦だが混雑時注意)、詩仙堂(入口に階段、庭園内に石段あり)、蹴上浄水場(坂道、階段あり)など。
    多くの寺社では、境内や庭園に砂利道や石段、坂道が含まれます。事前に各施設の公式サイトでバリアフリー情報を確認するか、電話で問い合わせることをおすすめします。混雑時は特に移動が困難になる可能性もあります。

Q. ツツジが見られるお祭りやイベントはありますか?

A. はい、見頃に合わせて開催されるイベントがあります。

  • 長岡天満宮(長岡京市): 例年4月中旬から下旬にかけて「キリシマツツジまつり」を含む「春の観光まつり」が開催され、お茶席や苗木の販売などで賑わいます。
  • 三室戸寺(宇治市): 例年4月中旬から5月上旬に「つつじ園開園」として特別入山期間が設けられます。
  • 城南宮(伏見区): 例年4月29日に「曲水の宴」が斎行され、神苑では藤やツツジが見頃を迎えます(参観は要事前申込)。
    2025年の開催詳細については、各主催者の発表をご確認ください。

まとめ

古都京都を彩るツツジは、桜とはまた違った華やかさで、春から初夏にかけての街を美しく飾ります。関西随一の規模を誇る三室戸寺や、真紅のトンネルが圧巻の長岡天満宮、歴史ある庭園と調和する平安神宮神苑や詩仙堂、そしてゆっくり楽しめる妙満寺や期間限定公開の蹴上浄水場など、京都には魅力的なツツジの名所がたくさんあります。

2025年の見頃は4月下旬から5月中旬頃と予想されますが、種類や場所によって異なりますので、お出かけ前には最新の開花情報をチェックすることをおすすめします。アクセスや拝観料、混雑状況なども事前に確認し、マナーを守って、美しいツツジと古都の風景を楽しんでください。この記事を参考に、思い出に残る京都のツツジ巡りの計画を立てていただければ幸いです。

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